ネットショッピングにスマホは欠かせない?!
<スマホでのネットショッピング利用割合は、54.2%>
MMD研究所の発表では、2014年のネットショッピングに利用した端末(デバイス)について、PCからの利用が83.9%、スマートフォンが54.2%、タブレットが17.5%となりました。2013年と比較すると、PCからの利用が、11.2ポイント減少という結果になり、スマートフォン、タブレットの普及と企業のECサイトのスマホ対応などが要因と考えられます。
今後においても、PCからの利用は減少していくことが予測できますが、やはり情報量や操作性といった閲覧のしやすさを考慮すると、過度の減少は考えにくいです。
ユーザーの生活スタイルに応じて、他のデバイスと“共存していく”スマートなデバイス間の設計が重要になっていくでしょう。
<ユーザーの購買行動に、スマホが少なからず影響>
ニールセンが、消費者のマルチスクリーンの利用動向調査「Nielsen Digital Consumer Database 2014(ニールセン・デジタル・コンシューマ・データベース2014)」をもとに発表したマルチスクリーンの利用状況分析結果によると、PCの利用目的において、「商品やサービスを購入するため」がスマートフォン(24%)、タブレット(24%)よりも高くなり、56%という結果になりました。
また、購買行動において、スマートフォンを見てからPCで購入するユーザーが15%という結果も出ています。
PCで購入するユーザーの購買行動において、スマートフォンやタブレットといったデバイスが少なからず影響していることが分かります。
<高齢世代のスマホ利用が日常的に>
MM総研では、2019年3月末の端末契約数が、1億4,529万件となり、うちスマートフォン契約数は、1億300万件でスマートフォン契約比率は70.9%に、達する見込みと発表しています。
また、年代別の利用状況をみると、15~19歳が88.6%と最多となり、20~29歳が84.9%、30~39歳が69.0%、40~49歳が53.6%、50~59歳が39.4%、60歳以上が22.5%という結果になりました。(参考:博報堂DYホールディングス)
注目すべきは、50歳以上の高齢世代の利用者数です。全体に占める割合は少ないながらも、ニールセン発表のスマホ利用者数増加率をみると、2013年4月と2014年3月の50歳以上のスマホ利用者数が、男性で156万人(48%)の増加、女性で93万人(100%)の増加となっています。
スマートフォン契約数の増加傾向を踏まえると、50歳以上のユーザーのスマートフォン利用割合は急激に増加し、インターネットの利用は、日常的なものになることが予測できます。
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