ユーザーの潜在ニーズを自社に引き寄せるには?!

<情報発信の主導権は企業からユーザーにシフト>

図1

 ソーシャルメディアの普及に伴い、情報の形成・伝達がユーザー間でも行われるようになり、情報発信の主導権はこれまでの発信者である企業から消費者に移行し、一方的な情報発信は簡単に需要されなくなってきました。
 ソーシャルメディアの普及とスマートフォンの普及が、インターネットの利用ハードルを下げ、ユーザーは、いつでもどこでも手軽に情報を知ることができ、数ある情報の中から、自分に合った情報を選ぶことが簡単にできるようになった今、企業側は消費者の声を分析したり、ユーザーとの双方向的なやり取りを通し、エンゲージメントを高めていくマーケティングが必要となっています。

<自社がメディアとなり、ユーザーの情報交流の中心になる>

図4

 一方的な情報発信が受容されなくなってきた今、企業はユーザーのエンゲージメントを高めるためにどうしていけばいいのでしょうか。
 そのための最初の一歩として、ユーザーの興味をひく情報を届け、接点を作っていくことが大切です。自社のターゲット層のユーザーが、どのようなことに興味があり、どのような悩みをもっているのか。企業は、自社商品・サービスを一方的に宣伝するのではなく、ユーザーにとって有益な情報を用意し、ユーザーに興味をもってもらうことが、ユーザーとの接点づくりの基本となってきています。また、ユーザーに有益な情報が、ソーシャルメディア上で共有・拡散されていくことで、企業は情報発信元であるメディアとしての役割を担っていくこととなります。

<効率よく情報を見つけてもらうために>

図2

図3

 ユーザーとの接点を増やし、効率よく情報を見つけてもらうために、今話題の急成長メディアであるキュレーションメディアの活用は非常に効果的です。キュレーションメディアとは、博物館や図書館などの管理者や館長を意味する「Curator(キュレーター
)」からきており、インターネット上のありとあらゆる情報が整理・集約されたメディアであり、ユーザーにとって、知りたい情報を気軽に知ることができます。また、集約される情報は、広告色の無い自然な形でユーザーに届くため、ユーザーは自然に情報を閲覧し、自分の欲しい情報のみを選ぶことができるため、利用者数は急激に増加しています。

 そんなキュレーションメディアの市場動向をみてみると、2014年10月の利用者数トップ5アプリの年初めの利用者数を比較した場合、全てのアプリで利用者数が伸びており、1位のSmartNewsは、年初から2.1倍の385万人、2位のグノシーは2.4倍の298万人となっています。[参照:ニールセン株式会社]
 このように、ユーザーにとってストレスフリーなキュレーションメディアを活用することで、自社の情報を、潜在ニーズをもったユーザーに効率よく見つけてもらうことができ、情報を発信し続けることで、自社のファン化へ繋げていくことができます。

 

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